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アトリエ欅とは​

アトリエ欅は、山形県山形市にある銘木店です。

国産広葉樹材を中心に、住宅の内装材や家具材、木彫材や看板材など、使用目的に応じて適材をご提案することを心がけております。

銘木は自然素材であるため、1枚、1枚、表情や姿が違います。
全く同じものがない素材だからこそ、ひとつひとつの表情、特徴、魅力を、できる限りお伝えして、気に入っていただける一品を提案したいと考えています。
建築デザイナー・設計士・工務店・建築施工の方はもちろん、建具職人・寺社建築・宮大工・住宅リフォーム(内装・外装)・家具製作・仏壇制作、一般のお客様にもご利用いただいております。また、彫刻用の木材や木工芸用の材料も取り扱っております。
素材のご提案が主業務ではありますが、オーダー家具などのご相談やクラフトマンのご紹介、木製看板制作のご相談も承ります。
どうぞお気軽にお問い合わせください。

株式会社アトリエ欅

所在地

〒990-0001 山形県山形市穂積124番地1


TEL:023-625-1389

FAX:023-625-1246


営業時間

8:00-17:00

定休日

土・日・祝・お盆・年末年始


設立

2011年2月


代表取締役

町田至


事業内容

■銘木の展示販売
家具材・内装材・外装材・寺社仏閣・看板材・木彫材・仏壇用材
■美術作品展の運営 展示会の開催情報を、当ウェブサイトでお知らせします。ぜひ、ご来場ください。
 

見学・視察歓迎

新しいアイデアやデザインは素材に見て触れてこそ湧き出てくるもの。ひらめきを大切にされる方はぜひ現物をご覧ください。
ご希望の日時をお知らせください。Tel.023-625-1389 Fax.023-625-1246
OPEN.9:00-17:00 土日祝休

 

 


・建築デザイナー・設計事務所の方
・工務店・建築施工の方
・建具製作の方
・寺社建築・宮大工の方
・住宅リフォーム(内装・外装)の方
・家具製作所・木工所の方
・木彫作家・木工芸作家の方
・材木商・建材商・銘木商・銘木市場の方
・飲食店など店舗のオーナーさま
・一般のお客さま

木材

アトリエ欅の考える「銘木」について

銘木の定義

 

銘木 と書いて「めいぼく」と読む。

良い木材をそう呼ぶ。

 

良い木材とは何か。

 

木の板には 木目(もくめ) がある。

年輪の表出を指す語で、これが複雑な表情を見せることがある。

杢(もく)という。

ケヤキの玉杢(たまもく)、トチの縮み杢(ちぢみもく)、などがそれにあたる。

杢のある材は珍しく、これらは銘木である。

 

木目とは別に、材色のコントラストを愛でる銘木もある。

イチイの芯材は赤く、辺材の白との対比が美しい。

エンジュの芯材は焦げ茶色で、やはり辺材の白が映える。

 

また、シルエットをもってその価値が認められるということもある。

変木(へんぼく)の柱は細丸太をそのまま用いるものであり、木目は見えないが姿はおもしろく、目を楽しませてくれる。

これも銘木である。

 

大きいこともまた、得難いという点でやはり銘木である。

大きな一枚板は当然大木からしか得られず、その樹齢は人の寿命など遠く及ばない。

 

目詰まり(めづまり)の木材も銘木である。

年輪の間隔の狭い木材のことを 目詰まり材 という。

実用的な寸法を得るには、その成長に長い年月を要する。

 

古さも価値である。

そもそも、伐採直後の木は加工に向かない。

材中に大量の水分を含んでいるからだ。

乾燥の過程で 痩せ、反り、割れ、ねじれ を生じる。

製材して数年、時には十年以上、保管し乾燥を待たねばならない。

 

古材(こざい)と呼ばれる木材がある。

古い木造建築が解体されると、その元建築部材たちは古材と呼ばれる。

利点が多い。

まず、確実に乾燥していること。

そして、そもそも良材が吟味されて使われているので、性が良い。

更に、古い道具の痕跡が残り、今となっては得がたい表情を持つ。

また、人為によらない古色を帯びているのも魅力だろう。

 

古材は、初めに使われた当時には、銘木とは呼ばれなかったかもしれない。

が、時を経て、銘木と呼ぶに足る風格をまとう。

実用に供された時間が、材を育てる。

 

古材になり得る木材を 銘木 と呼びたい。

 

古材になる前にはがれるベニヤは銘木ではない。

木目を写しただけのプリントは銘木ではない。

無垢の木材であることが肝要である。

 

本物だけが時代を超えることができる。

古色は材の内からにじみ出るものと心得たい。

令和5年3月10日

株式会社アトリエ欅 代表取締役 町田至

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